サーファーズハウスとは?趣味をとことん楽しめるカリフォルニアな家

本記事では、サーファーズハウスについて解説しています。サーファーズハウスは、カリフォルニアのビーチ周辺に立つ家をモデルにした家のことです。

サーファーズハウスをご存じですか?サーファーズハウスはカリフォルニアのビーチ周辺に立つ家をモデルにしてデザインされる家のことです。サーフボードを脇に抱えて自宅から徒歩で波乗りへ。こんな夢のような生活をかなえてくれるサーファーズハウスは、サーフィン以外にも釣り、自転車、オートバイなど、さまざまな趣味の拠点とするのにぴったりの家です。この記事では、そんな魅力的な家、サーファーズハウスについて解説します。

サーファーズハウスとは

サーファーズハウス

サーファーズハウスとは、カリフォルニアのビーチ周辺に立つ家をイメージに設計される家のことです。ただ、はっきりと「こうでなければならない」という定義はなく、
「サーフィンをこよなく愛する人たちが住む海辺近くの家」
という感じで理解しておけばよいかと思います。
サーファーズハウスは、その作りの特徴からサーフィン以外の趣味を楽しんでいる人にも人気です。

サーファーズハウスの特徴

サーファーズハウス

サーファーズハウスは、「こうでなければならない」という家ではありませんが、もちろん、サーファーズハウスにはサーファーズハウスなりの特徴があります。その特徴が人々を引きつけているといってもいいでしょう。サーファーズハウスは、どんな特徴を持つ家なのでしょうか?

カバードポーチ

サーファーズハウスは、基本的に南向きで建てられます。そしてサーファーズハウスには南向きのポーチを設置するのが一般的です。そのポーチに差し込む南からの強い日差しを遮るために大きな屋根が設置されます。このカバードポーチは、サーファーズハウスの外観を決める、非常に特徴的な要素です。

サーファーズハウスには庭があります。しかも、基本的にはオープンな庭です。庭が道路に面していて、庭からポーチに上がり、家の中に入れるイメージです。ポーチにサーフボードが立てかけられていたり、無造作にウェットスーツが干されていたりする、そんなお庭をイメージしてみてください。

屋根の形

サーファーズハウスは通常、平屋、もしくは2階建てです。2階建ての場合でも、一般的な戸建て住宅よりも天井高を低くとります。そのうえ、サーファーズハウスは横に長いので、屋根は傾斜が少ないどっしりと座ったような形になります。

仕切りがほとんどない

サーファーズハウスの内部には仕切りがほとんどありません。そのため、スペースはとても開放的です。サーファーズハウスは風通しの確保や採光のために吹き抜け構造にすることが多いので、さらに開放的に感じられます。開口部も広いので、サーフボードなどの大きなアイテムを抱えての移動もスムーズです。

さわやかなカラーリング

サーファーズハウスは、カリフォルニアイメージのさわやかなカラーリングが特徴的です。海をイメージしたオーシャンブルーやホワイトに、アースカラーを組み合わせた、南国的でありナチュラルな雰囲気が魅力です。

土間

土間はすべてのサーファーズハウスに設置されているわけではありません。しかし、趣味をとことん楽しむために土間を設置するオーナーさんは少なくないようです。土間があると、サーフボードを乾かしたり、オートバイをいじったりできます。水道も設置すると、サーフアイテムのお手入れも楽になります。ペットといっしょに暮らしたい人にも土間は人気です。

サーファーズハウスを建てるときに注意すべきこと

サーファーズハウス

サーファーズハウスは、建物の用途や特徴から、通常の戸建て住宅とはやや異なる視点で土地選びと設計を行う必要があります。ここからは、サーファーズハウスを建てるときに注意すべきことをご説明します。

南側にスペースがとれる土地が必要

先述のとおり、南向きの「カバードポーチ」と「庭」がサーファーズハウスの大きな特徴です。そのため、南側に広くスペースがとれる土地を用意する必要があります。長方形の土地はサーファーズハウスに向く形状です。平屋で建てる場合は、十分な居住スペースを確保することを考えると、さらに広い土地が必要になるでしょう。

断熱性、遮音性を考慮

仕切りが少なく開放的な作りのサーファーズハウスは、裏返すと断熱性や遮音性に弱点を抱えやすい家です。多くのサーファーズハウスのオーナーが、空調効率を上げるためにシーリングファンを設置しています。また、季節や時間帯で異なる光量を調整するためにブラインドを設置するのも一般的です。

開放的なサーファーズハウスは、家族や友人を招いてのパーティーに最高のロケーションですが、ご近所の迷惑にならないように、音への対策も怠らないようにしましょう。

用途に合わせた建材選び

サーファーズハウスは趣味性の高い家です。そのため、特にカバードポーチについては、用途に合わせて建材を選んだほうがいいでしょう。カバードポーチにはウッドがよく使われますが、海水や水に浸かるようなアクティビティをする目的があるなら、腐食しやすいウッドよりもモルタルのほうが、日常のお手入れをしやすいでしょう。このような感じで用途に合わせて建材を選ぶと、住み心地のよいサーファーズハウスが建てられます。

用途に合わせた動線の確保

サーファーズハウスは、サーフィンのほか、釣り、サイクリングなどの拠点として魅力的です。このようなアクティビティを本格的にやるなら、これから建てるサーファーズハウスも用途に合わせて本格的に設計しましょう。特に動線を意識して設計することが重要です。

たとえば、サーフィンや釣りなどのマリンアクティビティから戻ったらすぐにシャワーを浴びたくなりませんか?

これはあくまで一例ですが、このように、用途を考えながら設計に落とし込んでいくことは、とても大切です。

用途に合わせた収納の確保

趣味の比重が多くなるサーファーズハウスでは、趣味のアイテムを収納するためのスペースを確保することも重要です。自転車やオートバイを趣味にしている人なら、土間的なスペースをリビングの横に設置すれば、自転車やオートバイ、工具をインテリアの一部として眺めながら暮らせます。

採光や通気性を考えて窓を配置

サーファーズハウスは普通の戸建て住宅よりも屋根が低いため、光や風の取り込みにやや難があります。そのため、窓の位置はとても重要です。吹き抜け構造にすると高い位置に窓を設置できますが、しっかり計算して配置しないと機能しません。

コミュニケーションをとりやすいキッチン

仕切りのほとんどないサーファーズハウスは、開放感のあるリビングが魅力。その魅力を生かすためのキッチンは、コミュニケーションのとりやすい対面式がおすすめです。趣味的な要素が強いサーファーズハウスでは、リビングに背を向けるのではなく、みんなで会話を楽しみながら料理をするのがおすすめです。

まとめ

サーファーズハウス

サーファーズハウスについて解説しました。サーファーズハウスは、その土地に溶け込み、愛する趣味を楽しみながら、ゆっくりとした生活を送れる家です。今はオンとオフをはっきりさせる「自分なり」の暮らし方を探している人が増えています。趣味に熱中するだけではなく、大切な家族や友人とともにかけがえのない時間を共有できる家。それがサーファーズハウスです。